昨年は有志メンバー* で「子育てするアーティストを排除しないために 文化施設やレジデンスのためのガイドライン」の日本語翻訳をしました。 (リンク:http://www.artist-parents.com/ja/) (* 敬称略 | Back and Forth Collective (坂本夏海、本間メイ、滝朝子)、Catherine Harrington、Timeline Project(長倉友紀子、渡辺泰子)、田中功起 、徳山由香)
原文はイギリス在住の美術批評家Hettie Judah氏を中心とし、母親であるアーティスト達が協働で執筆したものです。このガイドラインは、母親であることがアーティストのキャリアに与える影響についての調査を元に作成され、今年の3月にロンドンのThe Freelands Foundationが主催したオンラインディスカッション「How Not To Exclude Artist Mothers」の中で発表されました。 このマニフェストをきっかけとして、アートに関わる人にとっての子育てにまつわる問題について、様々な方々と共に考える機会が生まれればと思っています。
普段あまり語られることのない子育ての問題を、今後より開かれたものにしていくために、今現在では、この翻訳プロジェクトから派生した新たな有志メンバー(坂本夏海、本間メイ、滝朝子、長倉友紀子 and more...) で、様々な人々の声を集めた<読み物>の作成が始まっています。
子育ての問題は、それぞれの置かれた環境や状況によって大きく異なります。今後、その<読み物>を通し、日本国内や海外での子育ての問題など、様々な視点を見つめる機会を生み出したいと考えています。
Comments